研究の楽しさを伝えたい(2007年4月)
2007年4月度のビデオメッセージ
4月のコメントをお伝えしたいと思います。
いまはちょうど春休みですね。実は最近、何人かの若い高校生あるいは中学生とお話をする機会がありました。1人の高校生は、実は私の講演会などを7、8年前からずっと聞きに来てくれていた多治見の学生ですが、この間、東京大学の理科一類に合格したそうで、喜んで電話をして来られました。いろいろと話していますと、「大学ではぜひ天文学科に進みたい。そして、大学を卒業した後は名古屋大学の(私の)研究室に入って電波天文学をやりたい」という話をしていました。楽しみに待ちたいと思います。若い人達に研究の楽しさを伝えるということは、本当に10年、20年というスケールの課題なのだということをつくづく感じた次第です。
いまは春休みで中学生あるいは高校生諸君はお休みなのですね。最近、研究室を見学に来られる高校生あるいは中学生が急に増えてきています。例えば、先日も大阪の高校から女子高生が1人、男子学生が1人、女性の理科の先生と3人で見学に来られました。3、4時間、大学の中をいろいろと見学して、私ともお話をして、大変楽しんで帰っていかれました。
そのように私達も生の研究の現場をみていただく機会をどんどん作っていきたいと思っております。皆さん、ぜひ遠慮されることなく研究室に連絡をとってみていただけると、きっと良いことがあるのではないかと思います。お待ちしております。
今月のメッセージとさせていただきます。ありがとうございました。